【うさぎのお迎え準備】うさぎを飼う前に必要な準備、心構えと前提知識
- そもそも、うさぎってどんな動物なの?
- うさぎを飼う前に必要な準備って何だろう?
- わたしって、うさぎを飼ってもいいのかな?
こんにちは、ネザーランドドワーフ”あんこ”の飼い主(@anko_1223)です。
「うさぎを飼いたい」「お迎えしたい」という方にとってうさぎを飼う前に必要な準備や心構えは知っておきたいですよね。
特にうさぎを初めて飼う人(飼育初心者)は色々な悩みや疑問があることでしょう。
わたし自身、現在ペットとしてネザーランドドワーフの”あんこ”を飼っていますが、お迎えする前は上記のような悩みがありました。
そこで、この記事ではうさぎを飼う人が迷わないように「うさぎを飼う前に必要な準備、心構えと前提知識」について紹介しています。
うさぎを飼う前に必ず知っておくべきことなので、最後まで読んでくださいね!
ぜひ、最後まで読んでね!
うさぎの飼い方・育て方の勉強をしたい飼い主さんにはは、下の飼育本がおすすめですよ!
うさぎの飼育知識を身につける!
下記の項目は、うさぎを飼育する上で知っておくべき基本知識です。
- うさぎという動物について
- うさぎの飼育環境について
- うさぎの飼育に必要なお世話について
- うさぎの飼育費用について
うさぎを販売しているペットショップにうさぎを見に行った時に、店員さんに直接訊くのもよいですが、予め知っておくと安心です。
うさぎという動物について
うさぎは早朝や夕方に活動的になる「薄明薄暮性」の動物で、お昼ごろは寝て過ごします。
ですが、ある程度は飼い主の生活パターンに合わせてくれるようになりますよ。
また、うさぎの特徴として生涯伸び続ける「常生歯」と肉球のない足裏があります。
歯が伸び続けることから「不正咬合」に発展したり、肉球がないことでフローリングで滑ったりと他の動物に見られない病気・ケガに悩まされることも…
他にも犬・猫と比較すると寿命は約7年~10年と短めです。
最近では、医療技術の進歩とペレット等のフードの改善もあり平均寿命は伸びつつありますが、それでも犬・猫には劣ります。
うさぎの飼育環境について
現在のペットうさぎの飼育は「室内飼育」が標準です。
小学校などでうさぎを外で飼育していた経験があり「うさぎの飼育は外で行うもの」という考えをお持ちの方もいるかと思いますが、実は異なるのです。
庭やベランダで飼育できないことはないですが、温度管理や脱走防止対策などの観点から言ってオススメはしません。
うさぎの飼育に適した温度・湿度
うさぎが生活しやすい温度は18℃~25℃くらい、湿度は40%~60%程度とされています。
上記で説明した温度・湿度の範囲外になった途端にうさぎが体長を崩すといったことはないですが、目安として覚えておきましょう。
特に生後3ヶ月までの子供、生後7年を超える高齢や病気のうさぎの場合は注意が必要です。
うさぎの飼育ケージの配置場所
うさぎのケージを置く場所は直射日光が当たらない部屋のドアから離れた隅にしましょう。
また、エアコンの直風があたらにように工夫することも大切です。
うさぎを飼う前に、上の条件に合致した飼育場所を確保できるか確認してくださいね。
うさぎの飼育に必要なお世話について
ここでは、うさぎの飼育に必要なお世話について解説します。
- 飼育環境の掃除
- うさぎに食事を与える
- うさぎの飲み水の交換
- グルーミング、爪切り
- 動物病院での健康診断
うさぎに必要なお世話(毎日)
- うさぎに食事を与える(朝と夕方の1日2回)
- うさぎの飲み水の交換
- トイレの掃除
- ケージ内の清掃
- 運動「部屋んぽ」
- 健康チェック
うさぎに必要なお世話(1週間~2週間に1度)
- ブラッシング
- 歯が伸びていないかどうかの確認
うさぎに必要なお世話(1ヶ月~2ヶ月に1度)
- 爪切り
- 食器類の洗浄
うさぎに必要なお世話(半年~1年に1度)
- 動物病院での健康診断
うさぎの飼育費用について
うさぎの飼育に必要な初期費用
うさぎの飼育にかかる初期費用は主に「うさぎの生体」「ケージなどの飼育用品」の2つです。
うさぎの生体は、ミニウサギなどのミックス(混血種)で5,000円~10,000円、血統書付きの純血のうさぎであれば30,000円~100,000円が大体の相場です。
純血のうさぎでもうさぎの種類によって値段は様々で、お気に入りのうさぎを見つけたけど思ったよりも高かったなんてこともあります。
ケージなどの飼育用品は、うさぎの飼育に必要な最低限のモノを揃えるだけでも40,000円くらいはかかります。
うさぎの飼育に必ずかかる毎月の出費
ペレット・牧草といった必要な食事、おやつやトイレシート・トイレ砂などの消耗品費を合わせて3,000円~5,000円ほどはかかります。
年間にすると36,000円~60,000円かかる計算になり、うさぎを飼育するのも安いものではないことがお分かりいただけるかと思います。
うさぎの飼育に必要なその他の費用
夏・冬といった季節ではエアコンの電気代が毎月の出費に加算されます。
うさぎの飼育のためにエアコンはつけっぱなしになることが多く、特に暑いまたは寒い時期には電気代が3,000円ほど増えると考えてください。
他にも、ペット保険に加入していた場合には、月々に1,500円~3,000円ほど出費が増えることになります。
病気やケガに伴う動物病院での診察・治療費
うさぎも人間と同じように病気になったりやケガをしたりすることがあります。
ペット保険に未加入の場合には、1回の治療で3,000円以上、手術や入院になると数万円かかることも少なくありません。
また、動物病院によって同じ診察内容でも値段に開きがあることもあります。
そのため、かかりつけの動物病院を先に見つけておくと安心です。
また、万が一に備えてペット保険に加入しておくのも1つの手でしょう。
うさぎを飼うとできなくなることを知る!
うさぎの飼育を始めると飼い主さんの行動に制限がかかり、今まで通りにはできないこともあるので理解しておきましょう。
- 気軽に旅行に行くこと
- 時間を気にせず外出すること
- 寝坊や二度寝
- 掃除をサボること
- 電気代の節約
うさぎの飼育の向き不向きを知る!
うさぎを飼う前に、あなた自身が「うさぎを飼うことが向いているのか」をチェックすることも必要です。
ここでは、うさぎを飼ったらダメな人の特徴を7つ紹介します。
- 特徴1:面倒くさがり屋
- 特徴2:暴力癖がある
- 特徴3:時間にルーズ
- 特徴4:生活が不規則
- 特徴5:掃除が苦手
- 特徴6:旅行が好き
- 特徴7:鈍感な性格
もしも上記のうち1つでも当てはまっている、かつ「うさぎを飼ったら自分は変わるんだ」という強い意志がない場合は、うさぎをお迎えすることは推奨しません。
なぜかというと、うさぎにとってもあなたにとっても幸せにはならないからです。
うさぎを飼うことのデメリットを知る!
ペットとしてうさぎを「飼わなきゃよかった」とならないように、うさぎの飼育の伴うデメリットを確認してください。
ここでは、うさぎを飼うことのデメリットを10個紹介しています。
- お世話の時間が必要になる
- 部屋のクロスやドアを齧られる
- モノをほりほりする癖がある
- 換毛期には特に毛が舞う
- うんちはしつけが難しい
- ストレス・環境の変化に弱い
- 暑さ・寒さ対策は必須
- うさぎは抱っこが苦手
- お手やお回り難しいです
- 鳴かないから感情が読みにくい
ペットとして想像していたうさぎ、「思っていたのと何か違う」と感じたのなら他のペットを検討するのが良いでしょう。
うさぎの飼育用品を揃える!
うさぎの飼育に関して必要な知識が備わっったのなら、飼育用品を揃えましょう。
ここでは、必要最低限の飼育用品について紹介しています。
うさぎの飼育用品について詳しく知りたい方は「うさぎの飼育に必要なものまとめ|用途、必要度も併せて解説」を参照くださいね。
ケージ | キャリー | 餌皿 | 給水器 | トイレ | ペットシーツ | チモシー(牧草) | ペレット(フード) |
15,000円 ~ 20,000円 | 3,000円 ~ 5,000円 | 1,000円ほど | 1,000円 ~ 3,000円 | 2,000円 ~ 3,000 | 40枚入り 約700円 | 1kgあたり 約1,000円 | 2kgで 約3,000円 |
うさぎを飼うことの心構え
うさぎを飼うことは、うさぎという生き物と生活を共にすることを意味します。
そのため、飼い主さんには責任が伴いますし、うさぎの病気やケガとも向き合って行く必要があります。
最後まで責任を持って、育てていくという心構え(覚悟)ができていなければ飼うことは止めましょう。
他にも、うさぎは人間のように長くは生きられません。
いずれくるお別れに耐えられる精神をお持ちかどうかも考えてくださいね。
うさぎを飼う前に確認する7つの項目
うさぎを飼う前に下記の7つの項目について最終確認しましょう。
- うさぎを飼育できる環境ですか?
- 家族全員がうさぎが好きですか?
- うさぎ・牧草アレルギーは大丈夫ですか?
- 最後まで責任を持つことができますか?
- 飼育を継続できるお金はありますか?
- うさぎについての知識は十分ですか?
- 愛情を持って育てることができますか?
1:うさぎを飼育できる環境ですか?
家が賃貸の場合は、ペットの飼育が禁止されていることがあるので確認してください。
2:家族全員がうさぎが好きですか?
うさぎを飼うということは、お迎えしたうさぎは新しい家族の一員です。
家族全員がうさぎが好きなのかどうか確認しましょう。
3:うさぎ・牧草アレルギーは大丈夫ですか?
うさぎが好きでも、アレルギーを持っていると飼うことが難しいです。
うさぎや牧草にアレルギーを持っていないか確認してくださいね。
4:最後まで責任を持つことができますか?
繰り返しになりますが、最後まで責任を持ってうさぎを育てることができるかどうか確認しましょう。
5:飼育を継続できるお金はありますか?
うさぎを飼うのには、思った以上にお金がかかります。
継続して飼育できるだけのお金の余裕、収入源があるか確認してください。
6:うさぎについての知識は十分ですか?
うさぎについての飼育知識は十分でしょうか?
まだ、自分に知識が足りないと思った方はうさぎの飼育本などを読むことをおすすめします。
7:愛情を持って育てることができますか?
うさぎは可愛いから、ペットとしてうさぎが流行っているからといった理由で飼おうとしてませんか?
また、うさぎの飼育が犬や猫と比較して簡単そうだという理由でお迎えしようとしてませんか?
最後に、愛情を持ってうさぎを育てることができるか確認してくださいね。
まとめ:うさぎのお迎えは慎重に!!
この記事では、うさぎをお迎えする前に知っておくべきことについて解説しました。
うさぎはとても可愛い動物ですが、何も知らずに飼育を始めることはおすすめしません。
この記事を読んで、「自分はうさぎを飼育できる」「うさぎをお迎えするぞ!」と思った方は信頼できるショップであなたの家族になるうさぎさんをお迎えしましょう。
それじゃあ、またね!